2014年08月23日

昭和の傑物・笹川良一に見る引き寄せの法則








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昭和の傑物、笹川良一の話をします。
笹川良一と言っても、若い方は分からないかも知れませんね。
明治32年生まれと言うことなので、戦前の人になります。
平成7年に亡くなっています。

私が中学時代に、日本船舶振興会のテレビのCMに出演してましてよく見かけました。
子供達と一緒に出てて『火の用心・人類みな兄弟・一日一善!』と叫んでいた小柄なお爺ちゃんでした。


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このお爺ちゃんの事はあまり気にもしていなかったのですが、高校時代の国語の先生が授業中に、「あの笹川良一というお爺さんは、善人のような顔をしてテレビに出で一日一善!と言ってるけど、本当は恐ろしい人なんですよ」と言ったことがありましてね、その時は「ふ〜ん・・・」と思って聞いていたのですが、その後社会に出て、いろいろと世の中のことを自分なりに勉強していく中で、ちょくちょく名前を見かけるようになって来ました。


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笹川良一が42歳の時に大平洋戦争が始まっていますので、完全に戦争経験者です。
何をしていた人かと言うと、衆議院議員から始まって、国粋大衆党総裁、最終的には財団法人日本船舶振興会(現・公益財団法人 日本財団)会長と言うことで、政治家、社会奉仕活動家 と言うような肩書きを持っています。

国粋大衆党と言うのは右翼団体で、笹川が立ち上げた政治結社です。
日本船舶振興会会長・・・早い話がバクチの胴元です。


実に複雑な人です。
お金儲けがとても上手な人でした。
さらに愛人が沢山居ました。その数、最高の時で70人とも言われます。


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近頃は、このような種類の人が居ないですね。

世間からは、日本のドン とか 右翼の大物 と呼ばれたりしてました。
CIAエージェントであったと言う話もあります。
あの政界の黒幕と呼ばれロッキード事件で逮捕された児玉誉士夫の親分です。

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こんなあくどい人のことを何故話題にするのか?と言うと、戦後、世界支配層が日本を支配するために、教育を変え法律を変え社会のシステムを変え人々の意識を徹底的に変えようとしたのは、ひとえにこの笹川良一に代表されるような『猛気』とも呼ぶべきほどの気迫をぶっ壊したかったからだと思うわけですね。

今の、この停滞して行き場を失って八方塞がりのようになっている日本社会には、笹川良一が持っていたバイタリティ、気迫こそが必要だろう と思います。

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笹川良一と言えば、あの東條英機に説教をした人物としても有名です。

大平洋戦争終結後、東條英機をはじめとして軍部上層部の人達は、各級戦犯として巣鴨プリズンに収監されました。
その状況を見ていた笹川は、わざわざ連合国軍の面前で連合国を批判するような罪を犯して逮捕され、A級戦犯者として自ら巣鴨プリズンに収監されます。
当時、巣鴨プリズンには日本社会の中の蒼々たる面々が収監されていましたが、そこで人脈を築き上げました。
そして、飛ぶ鳥をも落とす勢いの東條英機に対して、『あんたの死刑は確実だろうから、今更 命乞いをしてはならん・・・・』などと、説教をしたと言うことです。
また、看守の迫害にも一向にめげることも無く、収監者にとって劣悪な状況であったプリズン内の環境の改善にも務めたと言うことです。
後日、笹川は、「巣鴨プリズンは人生最高の大学だった。娑婆の二十年、三十年分の勉強になった」と語ったそうです。


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当時の彼の信念は次のようなものです。『日本は親米反共の道を進むべき』『日本人同胞を餓死から救うべき』『世界平和を確率させるべき』。
児玉誉士夫もそうですが、社会を変革しなければならない と考えていたようですが、あくまでも資本主義・自由主義であって、共産主義ではなかったのです。
だから親米派だったので、CIAエージェントであったとしても不思議ではありません。


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私流に彼を解釈すると、とにかく剛胆で決断力と行動力が優れていて生命力が旺盛であったのだろうと思っています。
作家の川端康成と同郷で同級生でした。
川端康成の方は、東大卒業の優等生で晩年には自殺して人生を終えました。
一方、笹川の方は大変なガキ大將で、笹川が子供の頃、学校の先生達は「笹川に教養を身に付けさせると、将来は日本を潰すようなとんでもない人間になってしまう危険性があるので勉強させるな」と言って勉強させないようにしたそうです。


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また、自分の欲望に極めて忠実であったようです。

これは、悪党と呼ばれる人達の特徴なんだろうと思います。
憎まれっ子 世に憚る・・・・・

お金儲けがとても上手でした。
彼は株式投資で儲けることが上手かったようです。
笹川には株式投資に関して、興味深いエピソードがあります。


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笹川が株式投資をやり始めたのは、彼の傍に既に株式投資をしていた人が居て、それを見ていて興味が湧いたからだそうです。
その人は、経済社会や会社のことや法律や会計のこと等にとても詳しくて物知りで頭が良くて、その人を先生として株の手解きを受けたそうなんです。
ところが、良く良く見ていると、その先生は株で儲けるどころか、結構 損失を出していたみたいなんです。
こんなに何でも良く知っていて頭の良い人なのに、利益を出せずに損を出しているのか?
株というものは不思議なものだな〜 と思った笹川は、それでは先生のやっていることと全く逆の事をしたら、その分儲かるのではないか?と、思い至ったそうなんです。


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そこで、ある時に、その先生に教えて貰ったことは全部忘れて、ただただ先生とは真逆の事、「先生、あんた今、どんな具合にやっとるんや?」と質問して、もし「A株を10,000株売ったよ」と言われれば、自分はA株を買って、「B株を10,000株買ったよ」と言われれば、自分はB株を売って・・・
と言う具合に全く逆の事をしてみたら、大変儲かったと言うんですね。

彼が株式投資で成功するようになり始めたのは、どうもその辺りからみたいです。


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株式投資は人生の縮図と言われますが、なかなか参考になります。
どこそこの株 どこそこのゴルフ会員権が上がるかも知れない・・・・と、皆が言って買っているのを見て、自分も慌てて買いに走る・・・・このような事では全く話にならないようですね。

株でも人生でも、皆が右へ向かっていったら、自分は一人で静かに左に向かう・・・・
このようなやり方が必要なんでしょうね。
大衆が「それが良い!」と言ったら、それはあまり良くないんですよ。
大衆が、眉を潜めて「え〜?? それはダメなんじゃないか〜??」と言ったら、それこそ検討してみる価値が十分にあり と言うことです。
笹川は、おそらく非常にこの辺りの機微に富んでいたのではないか と思われます。


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政治というものには、お金がかかります。
だから政治家の人達は、資金の調達に苦労します。
企業や人々から献金を得なければやってはいけません。
だからどうしても、多額の資金を寄付してくれるスポンサーの意向に沿う と言う状況が出来上がって来ます。

お金がかかるシステムになっているのに、法的規制もまた沢山作られています。
今の法律では、鳥の羽を縛って、さ〜飛び立て!! と言っているようなものです。


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さて笹川の場合は、株式投資でお金を稼ぐのが上手で他者からの献金に頼る必要はありませんでした。
すべて自分で賄い切ったようです。ですから、他者の意向に沿う必要は全くありません。

また、政治家の場合は、選挙民達から票を得なければならないので、当然、選挙民達の意向に沿って謙虚に振る舞う必要もあるでしょう。
選挙民達も、あの政治家は謙虚である とか 態度が傲慢である とか判断したりします。


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しかし笹川の場合は、衆議院議員であった頃は別にして、その後は右翼団体ですから、民衆に対する遠慮会釈など全く必要ありません。好き放題やりたい放題です。
当然、周囲にはあれくれ者も沢山いたし、やくざ組織の親分みたいな存在なんですが、本人としては、日本を豊かにする為に多額の資材を投入してお国のために頑張っている と言う感覚です。
右翼団体とは言っても今のようなチンピラ右翼とは違います。
ただ当時は、みんな戦争経験者ですから、腹の据わり方はやはり今の時代とは違いますけどね。


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英雄、色を好む と言いますけど、笹川の場合も例外ではなく、桁外れの女好きだったようです。愛人の数は70人とも言われ、有名どころとしては、ピンクレディのミーちゃん、浅野ゆうこ、由美かおる なども名を連ねていたようです。

情には非常に深く、女性にはモテたようです。

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さて、このような状態の人は世間から見れば、大悪党となります。

しかし、平然と破天荒な人生を謳歌していた・・・・・ある意味、やり手と言えばやり手、桁外れに生きると言うことを満喫していたとも言えます。
人々がこのようなタイプの人を悪党呼ばわりする時は、そこには多分にその人に対する嫉妬心が見え隠れしています。自分には出来ないことを平然とやっている事に対する嫉みです。


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私も、笹川良一には会ったこともないし、彼のような猛気に満ちた人のことをとやかく吟味できるような人間でもないのですが、自分なりに分析してみます。

おそらく、彼は、人生に何が起きても、物事を不安がったり、また心配したり と言うことがあまり無かったのではないか と思います。
失敗するのではないか? とか、フラれるのではないか? とか、などと言うことは全く考え無かっただろうと思います。
不安とか心配とか恐怖などという言葉ほど、彼に似合わない言葉は無いような気がします。
自信家であると言うこともあるでしょうが、そう言った事に対して無頓着であった・・・・ある意味、鈍感であった とも言えるのではないでしょうか。
この世で一般に善人と呼ばれるような人々は、小心で常に遠慮深く、心配性で、他人の目・気持ちが気になり、良く見られたい、良く思われたいと思って行動しているものです。

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いわゆる悪党と呼ばれる人達はその逆です。


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近頃、本屋さんへ行くと、アルフレッド・アドラーさんの本が沢山並べてあります。
アドラーさんは自己啓発の父と言われる心理学者です。

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このアドラーさんの教えを取り上げた本で『嫌われる勇気』という本があります。
この本の帯に『自由とは人から嫌われることである』と言う言葉が書いてあります。
これは非常に興味深い言葉です。

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私達は往々にして、人から好かれたい 良く見られたい、良く思われたい と思っています。そしてその思いによって、自分の本心を偽り、行動に制限をかけているために自由に振る舞うことが出来ていません。実に不自由な状態にあります。
それは自分でそうしているんです。自分で自分に制限をかけている。
だから、人から嫌われても良い と思った途端にその制限から外れますので、自由に振る舞えることになります。
人間本来、自由な存在なんですが、他者の目を気にする余り、自ら自分自身を不自由な状態に陥れています。

笹川良一のような人は、おそらくその様な傾向が少ないのではないか と思います。

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人が自分をどう見ているか? こうしたら人から笑われるのではないか? こういった心配はおそらく無かっただろうと思いますが、これはある意味 鈍感とも言えます。
渡辺淳一先生の本、『鈍感力』を思い出します。

人間は、仕事においても、家庭においても、恋愛においても、あまり物事を考え過ぎない方が良い 鈍感が良い 何事も心配しない方が良い と言うことですね。
これはよく言われることですが、現実の世界は自分の心の中にあるものを引き寄せてしまいますので、心配や不安や恐怖が無ければそのような結果を引き寄せることはありませんから。

笹川良一を見ていると、まさに今の世で言われている、自己啓発や引き寄せの法則のプラスの部分をそのまま体現しているように思えますが、同時にまた、あのような人間にはなかなか成れない とも思ってしまいますね。

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ヒマラヤの聖者方も言われていることなんですが、心配や不安という感情に振り回されることが非常に人生にはマイナスになってしまうわけです。
人々の人生は、今はどのような状況であろうとも、いずれは良い方向へ向かうことに決まっていると言うんですね。
人生ですから、いろんなことがあります。いろんな経験をしなければならないですから。
そのような負をカルマを背負った魂が地球に降りてますから。
しかし、いわゆるトラブルを経験することによってそのカルマは消えていっているわけです。
だからその後は、良い方向へ向かおうとしているのに、そこで人々は心配や不安と言う感情を待ち出して来て、その後の人生に良からぬものを引き寄せてしまっている と言うことなんですね。

だから、私達がすべき努力というものは、とにかく出来るだけ、心配しない 不安がらない 何とかなると楽観的に捉える 鈍感になってあまり考えすぎない 人の目を気にしないようにする と言うことになるでしょうか。

笹川良一の場合は、あまり努力をしなくても、生まれつき心配性や不安などの性向を持ち合わせていなかった と言うことでしょうか。

私はあえて『悪人力』『悪党のすすめ』という言葉を使いたいと思います。






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posted by 文殊 at 11:16 | Comment(5) | 精神世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月19日

テレビドラマ『V』を見ました








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アメリカのテレビドラマシリーズの『V』をDVDでレンタルして見ました。
面白かったです。
ネタバレになりそうなのであまり内容は書きませんが・・・・
宇宙船が地球にやって来て、地球人達に接触してくるストーリーなんです。
あの宇宙人達は、ほぼ『レプティリアン』だと思いました。

レプティリアン・・・・



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これについては、私もあまり詳しいことは知らないのですが・・・・
爬虫人類と言われる宇宙存在で、精神的(霊的)には進化の遅れている、言葉は悪いですが邪悪と言う領域に分類されるような宇宙人です。
いわゆる闇の世界支配層・イルミナティの上層部、主要人物達は宇宙人・レプティリアンであると言う話があります。

レプティリアン・イルミナティと言われます。


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レプティリアンである・・・とはどのような意味合いなのか? 憑依されているのか?
レプティリアンがそのまま人間の皮膚を被っているのか?・・・
その辺りのことは、私はあまり知りません。


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そのような類の本も出版されてはいるんですが、あまり興味が湧かなくて読んだことがないし調べてみたこともないんです。

ただ、これを機会に、この分野も勉強してみようかな と思い始めています。

この話はどこまでが本当か?って感じもありますが、あながち嘘八百でもなさそうです。

レプティリアンとかドラコニアンと言う名前の存在もいるようでして・・・・

この辺りは、あまり どうでも良いような気もします。
私達は、このようなレベルの話ではなくて、もっと高い崇高なレベルに意識のチャンネルを合わせるべきなのかな とも思います。


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では何故、今日、この話題を持ってきたのかと言うと、このドラマ『V』に出て来る宇宙人のトップは【アナ】と言う名前の女王陛下なんですが、彼女の考えることと言うのは、とにかく策略に満ちているわけですね。
人々の心を自分の都合の良いようにコントロールしてとても冷徹で邪悪なんです。
このやり方、策謀、この感触は、まさに、闇の世界支配層のやり方・策略そのものではないか という感じがするわけですね。

今、現実のこの世界の人々は、この【アナ】のやり方のような感じで完全にコントロ−ルされ、支配されているように思います。

そのような意味では、ぜひ一度見てみたら良いと思います。
とても面白いですよ。


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一口に宇宙存在と言っても、霊的な進化の度合いはピンからキリまでありまして、宇宙人と言えば全部が全部、高級な存在か と言えばそういうこともないわけです。

科学技術的には地球人類よりも発達していても、精神的(霊的)にはそれほどでもなかったり とか、様々です。
科学技術が発達しようが、財産が増えようが、この世の状況が裕福になろうが、それらは最終的には人の幸せとはあまり関係はありません。
幸せかどうかは、霊的なレベルが高いか低いかで決まります。


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映画と言うのは、だいたい3つの種類に分類できるわけです。
まず一つ目は、完全なる娯楽作品。
二つ目は、闇なる存在が、人々の意識を一定方向にコントロ−ルし支配すると言う目的で作られているものです。
三つ目は、光の存在が、人々の意識を啓蒙して霊的に高めて悟らせようとする目的で作られているものです。

二つ目の闇なる存在が・・・の代表作は、『タイタニック』、『パールハーバー』、その他、邪悪な宇宙人が侵略して来ると言う類のものです。

まず、タイタニックですが、この映画はこの時の最高の科学技術を駆使して作られていました。
この社会は、今のところ闇の世界支配層によって牛耳られていますので、この世の科学技術の所有者は闇の世界支配層と言うことになります。
彼らが、自分達の持つ最高の技術をアピールして、これからこの世界をまさにタイタニック号の様に沈めてしまうぞ!とアピールしてるのが映画『タイタニック』です。
このように、これから第三次世界大戦になだれ込んでいく予定になっています。
あの中に一等客、二等客、三等客 と言うのがありました。
一等客は真っ先に避難できるのですが三等客はまず避難不可能な状態になってました。
一般民衆は三等客で沈めてしますぞ と言うアピールです。


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『パールハーバー』については、言わずもがなで、世界の人々特にアメリカ人の意識を攻撃的(戦争に対して肯定的)にするために作られたものです。
この映画の放映の後、9.11テロ事件が起き、イラク戦争へと世界は突入していきます。

三つ目の光なる存在が・・・・の代表作は、『マトリックス』、『コクーン』などの友好的な宇宙人ものです。
マトリックスは、この世の中はマトリックスであると言うことに人々の意識を啓蒙し悟らせるためのものです。


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宇宙人ものに関しては、邪悪な宇宙人が地球を侵略しに来てアメリカの兵器によってやっつけられると言う設定のものが多くて、それらは宇宙人は悪だ と言う意識を人々に植え付けようとしています。

私は、この『V』に関してもその類のものではないかと思っていたのですが、実際に見てみると、この宇宙人はあまりにもレプティリアンにそっくりで、この世の中はこのような感じで支配管理されていますよ と言うことを、人々に警告を発して知らしめようとしているような印象を受けました。
光なる存在が・・・・に該当するような気がします。

ぜひ見てみて下さい。
ただし、心を奪われないように気をつけて・・・・


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posted by 文殊 at 14:11 | Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月17日

安倍首相の靖国神社参拝見合わせ














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安倍首相は、終戦記念日における靖国神社の参拝を実施しなかったそうですね。
日本の首相が靖国神社を参拝すると言うことに関しては、勿論、内外において賛否両論が渦巻いています。
私は、日本国首相の靖国神社の参拝というものは、一つの政治的なジェスチャーであると思っています。
参拝したか しなかったか は、その時その時の首相の選択をそれで良し と考えています。
その時には、様々な異論があったとしても、後からよくよく状況を調べてみると、あ、そうか〜 と頷ける場合が多いからです。
政治社会に関しては、国民には見えていない部分が非常に多いです。
いや、肝心なところは、ほとんど見えてはいないでしょう。

今回の靖国参拝見合わせに関して言えば・・・・

日本国内においては、靖国神社には、お国の為に犠牲となった功労者達の英霊が沢山祭られている。その英霊達を日本国の首相が慰めるのに何故とやかく言われる筋合いがあるのか?と言う意見もあるでしょう。
しかし、これは少々考え違いをしています。


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首相が参拝を行うとなれば、それはあくまでも政治の次元での話になります。
政治と真実とは大きくかけ離れているものです。

靖国神社は、東京裁判におけるA級戦犯も合祀されてる所です。

日本国は、戦後、連合国との間にサンフランシスコ講和条約を結ぶことにより独立を果たしたことになっています。
その条約の中には、『日本は東京裁判の諸判決を受け入れる』との条文が明記されています。
この状況からいけば、A級戦犯は東京裁判の判決により刑死されたのであり、戦争によって尊い命を犠牲にしたのではない と言うことになります。
そして日本はそれを受け入れたのです。

そのA級戦犯を合祀されている靖国神社を政治的な最高指導者である首相が崇敬の念を込めて参拝するなどと言うことは諸外国からみれば正気の沙汰ではありません。

東京裁判とは何だったのか? A級戦犯の判決は正しかったのか?
と言うような渡部昇一先生が発しそうな問題は、こと 表だった政治の世界においては関係ありません。それはあくまでも内々に検討審議すべき問題です。


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かつて田中角栄首相は、日本が中国との間に国交を正常化させるために政治生命をを懸けました。その時に、周恩来首相と話をして、あの戦争は軍部が勝手に暴走したものであると・・・。日本国民達もその被害者なのだと・・・。その勝手に暴走した軍部の張本人達は、A級戦犯として靖国神社に合祀されている。これから、お互いに被害者である両国民は手を携えて発展していこうではありませんか と言うことで、中国国民の感情を納得させて日中国交正常化を果たしました。
嘘も方便と言いまして、これも一つに知恵ですね。


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政治の世界というものは非情なものでして、小泉純一郎氏が首相の時代には、アメリカの戦略としては、日本は中国と仲が悪い状態になっていくべきだったわけですね。
その為に、元小泉首相はせっせと靖国神社に参拝させられたこともありました。

しかし、今は状況がかなり違ってきています。

どうも、昨年、アメリカは中国との間で通貨同盟なるものを結んだようです。
これは具体的に言うと、中国はこれからもアメリカに対して積極的に資金援助を行う(国債の購入等)。そして、その見返りとしてアメリカは米ドルに加えて中国の元も国際通貨の仲間入りを果たすことを拒まないしむしろ協力する と言うものです。
これはアメリカと中国との間には、かなり密接な結び付きが出来たということです。
そしてその流れとして、例のBRICS銀行の設立という事態に至ったようです。
アメリカはそれだけ経済的に追い込まれている と言うことですね。
確かに、国債が償還できないかも知れない と言う事態が数回表面化しましたから・・・・。
それが、昨年暮れに安倍首相が靖国に参拝した時のオバマ大統領の『失望した』と言う発言に繋がっていったものと思われます。


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で、その時に、どうも外資系(主にユダヤ系?)のヘッジファンド達は日本の株式市場から一時的に資金を引き揚げる事を決定したようなんです。
今年の年内に・・・おそらく11月くらいまでに ということです。
諸外国をやたらと刺激する安倍首相に対してのクレームと言う意味合いでしょうが、もし、これをされると日本の株式市場は暴落して一気に冷え込み、円安株高という状況は壊れてしまい、まだまだ道半ばで不完全なアベノミクスの経済効果が完全に頓挫してしまう恐れが出て来ました。
これでは日本としては非常に困るわけです。
それで、安倍さんは 今回はあえて靖国参拝を見合わせたのではないかと言うことです。
以前のブログで、マレーシア航空の撃墜に関して、アメリカがBRICS銀行設立の腹いせの為にと書きましたが、あれはどうやら間違いだったようです。
詳しい事はまた改めて調べます。



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アメリカと中国との関係は大きく変化しています。この件についても、今後調べていきます。


さて、靖国問題ですが・・・・・

東京裁判の真実やA級戦犯の真実については、違う問題なので今日は触れません。
また改めて考えてみたいと思います。

靖国神社と言うのは、元々、長州閥の人達が多く祭られています。
大平洋戦争の末期、日本社会には二つの勢力が存在していました。
一つは、これはメジャーな方ですが、戦争を早く終結させてもう終わりにしたい と言う平和を望む勢力です。
もう一方は、これはマイナーな方ですが、いや 戦争は止めるべきではない。とことんまで戦おう。日本国民一億玉砕だ。英米鬼畜を徹底的に倒せ と言う平和を拒み全滅するまで戦争を続行させようという勢力です。

で、この戦争を続行させよう 一億玉砕だ 英米鬼畜を倒せ と言う側の勢力が、今の安倍内閣も支えていますし、靖国神社に祭られている英霊達の多くは、この勢力の側に属します。
長州閥です。
安倍首相は山口県出身 長州藩です。
だから本心では靖国参拝を実施したい筈です。
それを敢えて、アベノミクスの成功の為に見合わせたと言うところでしょうか。


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さて、もうひとつ留意すべきことがあります。

それは靖国に祭られている多くの英霊達は、強烈な反米思想の持ち主であったと言うことです。決して平和主義者ではありません。日本の全てを懸けて英米鬼畜を倒せ と言う思想の持ち主です。(或いは、当時の軍部の一部は英米の背後に闇の世界支配層というものを意識していたかも知れません)
だから、靖国での参拝の仕方はたった一つしかない。
それは、『日本はこれからも英米(世界支配層・国際金融資本と国際戦争屋)を相手に徹底抗戦します、とことん闘います』
こういう祈り方しか無いはずです。
もし、『日本は今後、平和な国家になります。もう二度と戦争はしません。世界平和の為に尽くします。過去の過ちを反省し、もうこの世界に戦争による犠牲者は出しません』などと祈ったとしたら、これはもうそこに祭られている英霊達をとことん侮辱したことになり、こんなに失礼なことは無いと思います。
今まで靖国神社に参拝された首相をはじめ多くの政治家やその他の方々は、どうのような祈り方をしたのでしょうか?


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靖国に祭られている海軍中将の大西瀧治郎・・・特攻の父と言われていますが・・・・彼は、ある霊能者が霊視した時に、生前と同じように「日本国家の為に命を捨てて闘え!」と一喝されたそうです。
そのような英霊達の霊前で、今のままの日本の状態で『戦争を止めて平和に貢献します』等と祈ったら、それは失礼極まりないと思いますね。
呪い殺されるかも知れませんよ(笑)


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私は何も、日本はこれから戦争をする国家になれ と言っているわけではありません。
反米主義を説いているわけでも勿論ありません。

ただ、靖国神社参拝と言うことを、日本人は安易に考え過ぎているのではないか と言うことです。
私もそうですが戦争を知らない世代が増えてきて、単なるポーズだけで表面的にしか物事を考えていませんね。


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それと、もう一つあります。

首相の靖国神社参拝は単なる政治パフォーマンスでしかありません。だから、「平和のために、もう二度と戦争をしないために・・・」という言葉が出て来たとしても無理もありません。
しかし、靖国参拝と言うその行為そのものは、本来は反米思想の表現になります。英霊達は反米主義ですから。
いや正確に言うならば、闇の世界支配層に対する抗議・挑戦です。
だから、首相の靖国参拝という行為を受けて、近隣アジア諸国の中国や韓国が必要以上に騒ぎ立てる と言うのは本来は理屈に合いません。
これは、必要以上に、事実に反した報道が偏っている と言うのもあるでしょう。


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国際政治の裏の裏を探求し続けている研究者の鬼塚英昭さんは、『反米』が『反日』にすり替えられていると説かれています。これは、靖国参拝に関するものだけでは無くていろんな場面での『反日』に対する話です。
要するに、元々は反米として吹き出た感情を、様々な策略によって反日感情にすり替えられていっているのに、日本も他のアジア諸国もその事に気付いていないのです。
向かうからやって来る『反日感情』に対して、日本は『嫌中』『嫌韓』感情で応戦しているばかりです。
鬼塚さん曰く・・・・
日本人と言うのは、戦前から戦中、戦後、そして今の今までずっと、別の勢力によってコントロールされ、動かされて来ているのに、全くその事に気付こうともしていない。
日本人は『殺し合う戦争』に負けて、その後は『考え合う戦争』にも負け続けている、と言うことですが、私達は、靖国問題を考える上でこの部分が非常に重要ではないかと思います。
その別の勢力とは、闇の世界支配層を指します。
日本人は今後争い事はすべきではないですが、状況を理解している と言うことは必要ではないかと思います。
何も見えない、何も分からない、ただただ、気付きもしない内に、やられっぱなし・・・では、余りにも情けないですね。






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posted by 文殊 at 13:26 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
プロフィール
名前:文殊
年齢:51
誕生日:昭和38年2月27日
性別:男
メールアドレス:jbcds880@yahoo.co.jp
一言:物心付いた時から死後の世界や超能力、宇宙人などの不思議な世界に興味を持つ。
中学生の時に初めて手にした聖書を斜め読みしてイエス・キリスト大師に非常に興味を抱く。
20歳代前半にはナポレオンヒルプログラム等の自己啓発に興味が湧き、その当時世はバブル景気真っ只中であったことからも不動産業・リゾート開発等のビジネスに身を投じる。しかし、しばらくしてバブル崩壊。
そして20歳代後半には沖縄県出身の覚者・知花敏彦大師と出会う。
この出会いは非常に強烈であり、当時、山梨県清里のペンション『やすらぎの郷』にて毎日のように、講話で知花師によって説かれる宇宙真理に傾倒していく。
そしてその後は、同じく沖縄県出身の覚者・上江洲義秀師の説く宇宙真理に師事し現在に至っている。
現在、宇宙真理を探究中。
そしてそこから派生して、政治・経済・社会の本当の姿、真実の歴史・科学・教育などなど・・・興味を持ち探求中。
平成23年度 東久邇宮文化褒賞 受賞
趣味は、ダンス・踊ること。
宇宙は素粒子のダンス!!

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